お知らせ
実験
帯広の歯科医院 プラス歯科クリニック 副院長の海野久美子です。
7月になりましたが、ぐずついた天気が続いている帯広です。
早く十勝晴れの青空になって欲しいものですね。
先日、市内の保育園の子育て支援センターで歯に関する講話をしました。
4年程前から年1~2回、ボランティアで行っています。
今回は、ホワイトボードと磁石で製作した資料を使って虫歯ができるまでのお話をしたり、フッ素の効果を実際に目で見てわかる実験をしました。
実験は、歯と似た成分をもつ卵の殻を利用し、半分にフッ素を塗って酸性の溶液(お酢)に浸すというもの。
酸性の環境下で、フッ素を塗った部分と塗っていない部分ではどのような差が出るのか、講話を聞きに来て下さった皆さんに見てもらいました。
お酢をいれたグラスに卵を入れると、1分もしないうちにフッ素を塗っていない部分から発泡が始まり、卵の殻のカルシウムが溶けだしているのがわかります。
それに対して、フッ素を塗った部分には変化がありません。
虫歯はミュータンス菌がつくる酸によって歯のカルシウムなどの成分が溶け出していく現象ですので、フッ素に虫歯予防の効果があることがわかります。
会場の皆さんから、フッ素の効果を実際に目で見ることができ、とてもわかりやすかったと好評でした。
「百聞は一見に如かず」ですね。
今月は、0歳~1歳児のお子さんをもつママ達を対象とした講話をする予定です。
保育園の先生から、次回の講話でも実験のリクエストがあったので、またやりたいと思います。